
起業している日本人女性の中でも、ひとり渡星し、ビジネスをスタートさせている人は少ないなと思います。エネルギーアップセラピストの内山一恵さん、自分と向き合うことで見えてくる。従来の方法ではなく、新しいスタイル、新しい自分らしさを仕組化させていく、これまでの思いをお伺いしました。
Q)シンガポールで起業するきっかけは、どんなことですか?
ずっと思い描いていた、海外で仕事をしたいってことがあったのです。
ただ、どんなことで海外に行くかは、思いあたらなかったのです。英語を使ったお仕事がしたいだけでした。
何をしたくて英語なのか悩みながら、友人の誘いで大学4年間は、美容室で受付とマッサージをする、アルバイトをしていました。
そのうち海外への気持ちは小さくなってしまい、大学卒業後も、人材教育コンサルティングの会社で3年間勤めました。
Q)マッサージのきっかけは、そのアルバイトからですか?
アルバイト先は、美容室だったので髪のお手入れの合間に繫ぐというものでした。
バイトの面接も、社長にマッサージを試しにしただけで、すぐに採用でした。(笑)正直、マッサージに興味はなかったです。最初はどんな会話をしていいかも、わからなかったです。ぎこちなかったと思う。
楽しいなと思い始めたのは「マッサージ上手いね」とか、「会話が楽しい」って言われるようになって、そして美容室なのですが、私のマッサージの指名が段々と増えてから。
マッサージはカラーリングやパーマの15〜20分の間でしたので、その中で、どのように盛り上げて会話をすすめていくか結構考えましねー。
Q)どんなことを意識していたのですか?
とにかく楽しく話をして、自分が笑うようにしていました。
実は、笑うことって得意ではなかったのですが、楽しい雰囲気、美容室中に私の笑い声が響く様にしていました。
美容室でのマッサージなので、座ったままなのですね。鏡を通してお客様もご自身の表情と、私の目を見て話すので、その表情の変化がとてもよく見えて面白いなと思いました。マッサージをする前後で表情が変わるので、不思議だなと思いましたね。
Q)大学を卒業して、マッサージの世界に行かれたのですか?
マッサージの道に行きたかったのですが、その時は、大学4年間を通わせてくれた親の事も考えて、新卒でしかできないチャレンジをしようと決めて。
内定率550倍だったのですが出来る所までやってみようとチャレンジし、内定を頂いて、人材教育コンサルティングのベンチャー企業へ入りました。周りは、みな、自立した先輩達が勢揃いのところでした(笑)
Q)その人材教育コンサルティング会社で、どんな事を得たと思いますか?
一番大きかったのは、環境によって違った自分が現れてくるのだなという事を得ましたね。
周りの人が発する言葉は「やります!」、「できます!」という言葉が多かったのですね。私は、最初から言えず曖昧な言葉を使うことが多かったのです。「やってみます」って言えないのですよ
その環境では、やるしかない(笑)
でも、発する言葉が変わったら考え方が変わりました。
Q)一恵さんも「やります」って言う様になったのですか?
最初の頃は、自分で「出来ます」って言ったものの、言ったからにはやらないとというプレッシャーで、本当によくトイレで泣いていました。(笑)
トイレでひとり泣きながら
どうする?
昔の自分に戻る?
新しい自分になる?
何度も問いかけて、その繰り返しの中で変わって行きました。1年くらいそんな感じでした。
お叱りを受け、上司にフォローしてもらいながら、こんな中で、乗り越えなきゃならない時間が多かったのでやったのは、作り笑顔(笑)形から入ろうって。あまりにも笑顔がなかったと自分で気が付いて。
究極な所まで落ちて、忘れていたことを自分で見つけて、最初から心からの笑顔は出せなかったけれど、笑顔を作るという「形」から入ってみたら、良い事が起き始めて。
ひとつひとつに、「有り難う」を言う癖をつけて、自分の気持ちがいい状態を作ることにしたら、不思議なことに成果が出始めたのです。あの頃は、ひどい作り笑顔だったと思いますよ(笑)
Q)テクニックを上げるではなく、自分の考え方を変える。
そう、出来る事を全部洗い出していくと、自ずと出来る事を選択するようになりましたね。
Q)自分が出来る事を洗い出す、自分を知るということですね。
自分の出来る所だけしか見なくなったのですね。
出来る所を見なければ、物事って出来ないですよね?それは仕事だけじゃなくって、全てに言えますね。出来る事は何か?可能にするものに、自分の頭の中をガランと変えましたね。
それでも人間なので「私、今辛い、、、」そう自分に言う時もあるのです。そしていい訳が出ると、涙が出るのです。
涙が出る時って、全部、あぁされた、こうされたと出てくるのです。でも、笑顔でいると弱音が出ないのですよ。
それも経験で分かったので、どんどんと自分のお部屋を変える様に自分は変わっていきました。
変えたいって思ってやっていたというより、向かっていたのだと思います。憧れる方達が使っている言葉とか、ファッションとか、そこに近づく為に、いま何を自分は埋めて行くのか、過去の自分を否定して、失くす、変えるということではなく、どこへ向かい、どう自分を埋めて行くかってことですね。
Q)どのような事からマッサージへ転換したのですか?
実は、営業時間外に同僚達にマッサージをしていくうちに、これを仕事にした方がいいじゃないかなと思ったのです。
以前やりたいと思っていた事なので、このままチャレンジしないと、自分のこころに蓋をしてしまうと思ったので卒業しました。
to be continued
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