
シンガポール生活を楽しむ情報をお届けしている、シンガポールライフナビゲーターの中澤めぐみさん。去年はシンガポールボランティアアーミーに、日本人初として参加されました。シンガポール生活を、より充実させるために見つけた問い。在住12年目の中澤めぐみさんにお話をお伺いしました。
なぜ、シンガポール好きなんだろうって。だからこそ、ここで死んで良かったと思えるようなシンガポール生活にしたいって、思ったんです。
Q. めぐみさんの活動である、シンガポールライフナビゲーターとは、どんなものですか?
基本的には、もっとシンガポールを知って、一緒に楽しく過ごそうよって!
例えば、先日、「中秋の節」だったでしょう。シンガポールでの過ごし方をお伝え出来るといいなって、そんなお茶会や、お話会を開いたりしたいなって思っています。
あとは、おしゃべりすることで互いに楽になったらいいなって。
そんな場では、写真を撮ったり。ビリーフチェンジというセラピーを学んだので、それも取り入れたいし、魔法の質問読書会も開きたいですね。
「シンガポールを楽しむ」というのが、種。
私の根っこですね。
Q. なぜ、こんなに楽しく皆でいきたいなって、思う様になったのでしょうか?
そもそも、私が楽しくしたい。そんな思いからです。
Q. いつ、シンガポールへはいらしたのでしょうか?
2004年ですね。
海外で働いてみたいと思っていて、現実的な条件、例えば、ビザが取れ易いとか安全だとか、たまたまそれが揃ったのが、シンガポールだったという感じです。
Q. では、2004年に仕事を決まっていらしたのですね。シンガポールに来てみて如何でしたか?
最初の1年間は、大嫌いでした。(笑)つまらないし。
ただ、不思議と「帰りたい」とは思わなかったですね。自分で決めて来たから、頑張らなきゃって思っていましたね。
Q. どんなところが嫌だったのでしょうか?
いまは好きになちゃったので、もう思い出せない。(笑)
勝手に想像していた楽しい海外生活とは、全然違っていた。理想とは違うし、甘くないし、海外生活ってキツいじゃんって思って。そのギャップに悩んでいたという感じですね。勝手に創り上げていた、自分の理想なんですけどね。
Q. それが、どうのように「好き」に気持ちが変化していったのですか?
あれこれやって、日本を飛び出して来たのに、今更後に下がれないという思いもありましたね。
それで3年経って、主人と結婚した辺りで、ガラッと感じ方が変わりましたね。
Q. シンガポールの方と結婚して、根付いた感じですね。
何かがあったわけじゃないんですけど、よく考えてみると彼の影響だと思います。夫と一緒に暮らし始めたのが、シンガポールを好きになる原点だったなと思います。夫が、政府機関に働いている関係もあって、シンガポールの在り方を毎日の会話の中で聞いていて、この国って面白いなって。
それから私自身、興味を持った感じですね。
Q. 好きだなって思っても、それがどう今の活動に結びついたのでしょうか?
多分ね、この国で死にたいって思ったんですね。
変でしょ?
Q. 結婚して覚悟をしたってことかな。
結婚して、ここに住む。この人(夫)と、ずっと一緒にいようと思ったこと。
たぶん、ここに長く居る人でも、いずれは日本へ戻りたいとか、お墓は日本って思いますよね。自分はそう思わないのですね。
でもね、私自身、いまでも問い続けているの。なぜ、シンガポール好きなんだろうって。
いろいろなヒントは出て来るんですけど、答えはすぐ出ないだろうし、答えがないのかもしれない。だからこそ、ここで死んで良かったと思えるようなシンガポール生活にしたいって、思ったんです。
Q. だから、もっとみなさんもシンガポールを満喫していけるようにと、いろいろな情報を配信したりしているのですね。めぐみさんの思うシンガポールの一番の良さは、どんなところだと思いますか?
一杯ありますね。
ウエットマーケットは、いいですね。
Q. ウエットマーケットの、どんなところが良いと感じますか?
ライブリーな感じ。活力というか、精神力というか。先を考えるより、今日。
今日のお魚が売れていく。そういう日々のことそのエネルギーが好き。
Q. 最初はスーパーマーケットに行っちゃうけど、慣れるとウエットマーケットが楽しいですよね。
買わなくても、見て欲しいですね。後は、この国の歴史とか観てみると面白いですね。
Q. 例えば、どんなところでしょうか?
基本的に「移民」が多いので、どういう思いで人はここにきたのだろうかと知ってみると面白いですね。
Q. シンガポールの方と結婚して、シンガポールの家族の中で感じる良い所は、どんなところですか?
違っていて当たり前ということ。
典型的なシンガポール人家庭の中で、私ひとりが外国人なんですけど。自然と受け入れてもらえるというか、シンガポールの多文化、多宗教、多言語。違いが合って当たり前という思想が、国の、人の在り方、家庭の中にもあるんだって、すごく感じます。
Q. 家庭の中にもある。
日本人だからって、特別に扱う訳でも、逆に仲間はずれにされることもなく、以前から知っているように接してくれる。
Q. 子育ての観点からは、どう感じますか?
子育ては、みんなでする。
やって当たり前なんですよね。
Q. へ〜、みんなでする?!
やはりこの国には、(資源)人しかないでしょ?人を大事にしていますね。個性を大事にするってことは感じますね。
to be continued.
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