
何も存在がなかった赤ん坊が、沢山の人達と出逢って、こうして一人の人として、素晴らしい経験をしていけるように育まれていくんだって。人の可能性って凄いなって思うし、その可能性にいつも向き合っていたい。
Q)若い世代からも、WAKANAさんの持つ世界観に憧れを持つ方が多くいるかなと思います。でもスタートラインで描けない人もいると思うのね。もしやりたい事が見つからない方にアドバイスすると、どんなメッセージがありますか?
人は、必要な場所に置いて頂いていると感じていて。
必要な人達と、必要な場所で、その上でどんな人達と繋がるとか、それは人の意思に委ねられると思うのだけど、まずは、いま自分がどんなところにいるかをよくわかってないとそれは見えて来ない。
いま、自分をみて、好きなことが見えないときは、自分は何が嫌なことはわかると思うので、それを見つめてみる。
何が嫌かを分かったら、その矢印を逆にする。その逆が全て、自分の心地良いです。でも、「今」をわかってないと、それも見えて来ない。
Q)何が嫌で、どう嫌で、どうしたいのかが見えてれば、その逆を体験していく。
周りをみて、やりたいことがないとか、周りをみて、好きな人がいないとか、周りをみて、憧れるひとがいないとか言っているわけだから。
でも、ここにしかない。それらは、目の前にあることの中にしかない。
神様は凄くシンプルに作ったなと思っていて、ちゃんと目の前に、ちゃんと観ればわかるように置いてあるんですよ。
Q)自分では、なかなか見えないものだよね。
でもね、やはり自分で見出して行くものだと思いますよ。
ホリスティックファッションでも、いま自分はどんな状態とか、本質的にどうかを見て行くんですけど、私からその方に色々と言ったとしても、自分が一番よくわかっているから。
Q)自分に聴くってことね。
そうそう、自分の答えが一番腑に落ちるから。
自分のことは見えにくいけど、見えないわけかではない。ちゃんと見えるまで努力をすること、諦めずに向き合い続ける。
愛をもって。
Q)自分に愛を持って?
そう、非難じゃなくて、愛をもって向き合い続ける。愛を持ってというのは、自分を尊びながらね。
自分(ハート)も生き物だっから、自分の光をみいだそうとすれば溢れて来るものだから。
私、17歳の時に北海道に一人旅したのですよ。
それまで過保護に育てられてきて、このままじゃ社会で生きて行けるのかなと、何がしたいのか解らなくなって、全く。
どうしたらいいかなって思った時に、なんとなく自分に聴かなきゃいけないんじゃないかなって。
親の猛反対を受けたんですけど、一人で飛行機に乗って旅に行って、ずっと、心の中を書き記していました。最終的に、具体的なことはわかならなったけど(内面を探る)こういうことをしたいんだ、こういうことに喜びを感じるんだって、わかったんですね。
それがすぐに出て来たことが実行できたかというと、そういう訳にはいきませんでしたけど、その時に出て来た答えは、今での軸で、いまだに心に持ち続けています。
自分をトコトンみてみる時間、環境を作るってことでしょうか。
Q)ドリームガイドコーチングの構築のときも、これまでのことをトコトン書き出して来たと言っていましたが、人は中々自分と向き合えないものですが、なぜ17歳の時にそう感じたのかしら?
これは後から分かったことなんですけど、零歳の時に、産みの親と別れて、今の両親の所で養女として育てられたんですけど、どこか小さい時から、この人生をどう生きて行くか、生かされている、上手くその時は言葉に出来ない感覚だったんですが、人生どう生きるかっていうのが、バックボーンにあって。
最高に人生を生きるのはどうしたらいいのかって、人に良い影響を与えていく人生を生きたいと、そういうのが、ずーっと潜在的にありましたね。
実際に、自分には産みの親がいて色々な背景を知った時に、本当に生かされているし、沢山の人の愛の中で育てられて、生かされたと分かった時に、ちゃんと生きなきゃ、自分を大事にしなくてはって、シンプルだけどそこに行き着いて。
質問って、なんでしたっけ?
Q)質問?(笑)答えは頂きました。これからの質問の答えをもしかするともう頂いていたかもしれませんが、改めてこれまでの人生を歩んで来て、WKANAさんの人生から問われている問いはです。(笑)
こういう経験があるからこそ、人って、血が繋がらなくても、こんなに人の為になれる、繫がれるんだって思う。何も存在がなかった赤ん坊が沢山の人達と出逢って、こうして一人の人として、素晴らしい経験をしていけるように育まれていくんだって、その事実を体験しているわけですよ。
みな同じですけど。
人の可能性って凄いなって思うし、その可能性にいつも向き合っていたい、関わって行きたいし、凄く自分にとって喜びかな。
「ホリスティックファッション」といのうは、いまやっていることの自分が大切にしたいことのひとつのツールだし、今はそれだけではなくて、夫婦で海外に行く企画をして、一緒に体験を分ちあうという取り組みしているのですが全てはそこ(人の可能性に向き合う)だけをやっていて、これからもそこだけをやっていくんだと思う。
Q)WAKANAさんが生まれてから感じて来た事が、全部繋がっているんですね。私はこの人生で蒔く種、H SEEDSがあると思っているですが、WAKANAさんは、この人生でどんな種を植えて、育てていると思いますか?
愛ですね。
「Love is all around」これがコンセプトになったんですね。
いまもそうだし、これまでもそうだし、今後もそうだと思う。
どんなに世の中で、悲しいことが起きても、そこにななんらかの愛の形があると思うし、世の中には変えられ無い事も沢山あるけれど、変えられることも沢山あって、そこに愛を注いでいけたらいいなと思います。
Q)パートナーシップとしての愛も、素晴らしい(笑)いつもそれを拝見していますが、今は一緒にいる事が殆どでしょう?!(笑)
ずっと一緒にいますね。
363日位は一緒ですね。
元々はお互い一人で居るのが好きなタイプだったんですけど。ずっと、人と居るなんであり得ないと思っていましたけど。いまは、ずっと一緒に居ますね。
Q)逆に言うと、元々一人でも大丈夫だからいいのかもしれませんね。
そうかもしれませんね。
パートナーも、自分の分身だから、全然違ったものを持っていたとしても、多分、自分の中にあるものだと思うし。
自分が統合されて行くと、パートナーシップも上手く統合されていって。常に一緒にいることだけが、愛だとは思わないけど、私達の場合は、それぞれが統合されていくと全く苦ではない。
パートナーシップは、埋め合うものではなくて、高め合ったり、共鳴し合ったり分かち合えたり、それが増えたり、悲しみも小さくなっていったりするものだと思います。自分自身が統合することで、そういう関係性が創れて行くのかなと思う。
やっぱり自分しか無いね。
自分からですね。
Q)前回のお話に戻りますが、私もブティックで働いていた経験があるのだけど、初対面のお客様とパーソナルなお話をするまでには行かないと思いますが、WAKANAさんはどうしてそれが出来たと思いますか?
私自身が、自分の人生に対して、(心が)開いていていた。
自分に向き合っていた時間が長かったかなと思う。
自分に対して、(心の)ドアが開いている。だから、人に対しても、その方のドアが開いた時に、深くまで。人は連鎖しているから自分が開いた分だけ、相手も開く。
Q)類似性の法則ですね。面白いね。自分が開いている分だけ、相手も開けるか。。。
自分がどれだけ自分に心を開いているかが、人ともどこまで関わるか、度合いだと思います。
だから、問題は色々と起きるんですけど。お客様から欠品とかのクレームもあるんですね。お詫びに行って、そこで友達になったちゃう。楽しい会話で終わって行く。それがご縁で良いお客様になっちゃう。だから、クレームが得意な人と会社でも言われていましたね。
Q)開けているって、そうなんだろうね。
自分がどれだけ自分に開けているかで、人と関わりが変わって来るとしたら、自分がどうしたいかですよね。
Q)やはり外に起きている出来事って、自分のことなんだね。
100%そうだなって。
周りをみて、つまらないって思ったら、自分がそうなんだな思って変える場合もあるし。全てを変えようと思わなくてもいいけど自分はどこにいて、どんな状態で、どうしたいかって知ることはそれは、必要最低限なことかな。
Q)えいやっ!って、勢いで人生を変えた事はありますか?
ある、ある!
そういうの好き!(笑)
真っすぐだから。
そこに向って行くタイプ。
Q)それも開いてないとできないことだね。
そうだね。
じっくり自分と繋がってないと出来ないかもしれない。
自分を信頼していないと出来ないかもね。本当に自分と繋がったら、そこに行かざるを得ない。
ホリスティックファッションのライブセッションでは、セルフ・ツリーというのがあって、根っこの部分が大事で、根があるから、幹が出来て、実がなるんだけど、根を掘り下げてみるが、一番手っ取り早い。
神様は、色々なツールを人々に作らせて、みな、どんなツール使って良いので、ただ、自分と向き合い続けることを諦めないことだと思います。
WAKANAさんのご活動
ホリスティックファッション ホームページ http://www.holisticfashion.jp
ドリームガイドメッセージブログ http://ameblo.jp/dream-guide/
ライフトラベラーカフェ(Podcast Radio)http://life-travelers.com/category/radio/
インタビューを終えて☆
自分の人生にオープンでいること。
オープンでいるというのは、自分を出す、なんでも開けっぴろげに話しちゃうよ見せちゃうよということではなくてとことん、自分と内観していること。そうすることでよりニュートラルな状態になって、それがオープンということなのだなとお話を聴いていて、改めて感じました。
自分の人生に心開く。意外と出来てないかもしれませんね。相手を変えるのではなくて、こちらがニュートラルだから、相手もひとり、オープンになっていく。
それが、WAKANAさんのいう「戻って行く」ってことに繋がるのかもしれません。そして、じっくり自分と繋がっていれば思う事が向こう側からやって来る。
Live and Let Live
みんながオープン(自分と対話)な世界でいれば互いを高め合える世界になるね。次回、シンガポールでの開催も楽しみです。
最後に質問です。
「自分と向き合うために、いま、出来る事は何ですか?」