
日本、アメリカ、そしてヨーロッパでご活躍のWAKANAさんのホリスッティックファッションを受けてから、私も随分変わりました。WAKANAさんから、このユニークなホリスッティックファッションが生まれるまで、そしてWAKANAさんのライフトラベラー(世界を旅しながら生きる)大事にしていることをお伺いしました。
振り返りをして、これまでやって来た事を繋げて、そこから新しいセッションスタイルの「ホリスティックファション」を創ったんです。
Q) シンガポールで初めて「ホリスティックファッション」を行ったのは、2012年でしたね?もう何度かこちらでも行っておりますが、ご存知無い方もいらっしゃるので、「ホリスティックファッション」とは何かをお話くださいますか?
ホリスティックとは、全体的なという意味で内面、ファッションというのは外見
自分のこれまでの体験から、人は、目に見えないエネルギーの影響を受けて生きていると、そのエネルギーは、全て繋がっていると解ったので。
それをトータルで見て行くことで、いま、その人が本質的に何をやっていきたいのか、どんな自分を生きて行きたいかによって、ファッションをコーディネートする。
それが簡単に言うと、「ホリスティックファッション」になります。
Q) その方のエネルギーを見るという感じですね?
自分の心の中も、現実の生活も、ファッションを通じて全部を見て行く。
人生のライフサイクルを見ていくし、自分はどんな才能や、テーマを持って生まれて来たかも見て行くし今、その上でどんなことを大切にしていきたいのかを見出して行くことを、大事にしているところです。
Q)私も何度かセッションを受けさせて頂いて思うのは、引き出すだけではなくて、自分にとって一つ上のランクのエネルギーを見せてくれる感じでしたね。
そうですね。
その方が自身で見いだすお手伝いするって事が表現としてはよいかもしれません。
Q)なんか新たな扉のドアノブを、一緒にカチッと開けてくれている様な感じでしたね。
一緒に開けるって感じ(笑)
その方がドアノブに手をかけて、私はその手の上から手をかけて、一緒に。その方が開けたかったら開けるし、開けたくなかったらそのままで手だけはそのままに。
開けて、最初の一歩って、誰も怖いじゃないですか?いままでとは違う所に行くこともあるし、そう言った時に、最初の一歩までは一緒に。後は、“じゃーね〜”って、そこから私は去る。
色々な方々の人生のドアを一緒に開けて、そこまで入らせて貰っているんだけど。必ずみんなのドアは開けるんだけど、そこからは自分で。
Q)シンガポールという場所で、新たなドアを開け始めて、WAKANAさんにとってシンガポールの扉は開いた感じありますか?
自分の中で、シンガポールのドアが開いたかはわかないですけど、2年経っても、色々な形でここで来ているってことは、開いたのかもしれないですね。
Q)これまで何度シンガポールにいらして、どのように感じますか?
シンガポールは、同じアジアですけど、またちょっと違った世界観がある気がします。凄くエネルギーが外側に発信されているような気がします。だから多分ここに来るとエネルギーが回ったりとか、元気になったり、色々なことをしてみたくなったりするのかもしれませんね。
Q)ホリスティックファッションも、まさにエネルギーを活性化させるものだと思いますが、ご自身がその事で気にしていることはどんなことですか?
気にしていることは、自分の状態を気にしている(笑)
Q)どのように自分の状態を気にしている?
色々なところに旅をしていて、よく飛行機に乗って、ロングフライトもするので現実的にカラダの状態は常に気にしています。
ここが上手く行かないと全部が上手く行かないと分かって来たので、カラダと心の状態は常に気にしていますね。自分の心の中で生み出しているものが、現実になる訳だから。
やっぱり現実の中で生きて行く時に、如何に自分に心地よく自分らしく生きているか、自分のエネルギーを回して、エネルギーを生かして行ける状態になるためには、自分の状態は一番“素”になるから、そこは一番気にしていますね。
Q)そもそもホリスティックファッションは、どのようにして生まれたのですか?
以前は、アパレル、ファッションの世界で働いていてのですが、当時は、自分の中で、外見のファッションと内面が別だったんです。
子どもの頃から、生き方とか、在り方とか、どう生きるか。マインドに関する事が好きで、自分の中で突き詰めてはいましたが、人と接する仕事が好きで、大学を卒業後は、年老いた親の元に居たかったので、地元の百貨店だったのですね。
最初に配属されたところが、「プレタポルテ」、Dior、ランバンとかあるフロアで、新人が配属するのは珍しく、難しいと言われている部署だったのですが、新しい風を入れてくれと言われて、私なりに一生懸命働かせてさせて頂きました。
パンツ一枚が、10万円するような。22、3歳の感覚したら、ちょっと(笑)全然違う。
そんな商品を販売することはチャレンジで、洋服を売るっていうよりは、そのお客様との関係性がもの凄く問われる職場でしたね。お友達にように親しくなるし、お客様の人生にグワッ(前乗り)と関わっていくようになる職場でしたね。
そこで頑張ってやっていたら、今度は「ヤングキャリア」という部署に配属になり。その部署は売上げが悪くて、撤退しなければならいと言われていたところで、なんとか上手く回して欲しいと言われて移動したんです。
Q)任されて?
そこも新しい風を入れてくれって、何処行っても言われるのが、新しい風なんです。(笑)そこでも凄く大変だったのですが、みんなで協力して、売上げも3倍になったんですね。
売り場の関係性にエネルギーをかけると結果、お客様との関係も良くって、売上げも良くなる。精神的にもみなハッピー!
そんな矢先に、取り扱っていた商品の本社アパレルから引き抜きがあって、それで東京に行く事になったんですね。そのころ知った「コーチング」自分が自分で答えを見いだして行くってことが、自分も大事だなって、そこに共感して学んでみたいなって、東京に行ったと同時に学び始めたんです。
ここが、私の内面的な部分と、ファッションという外見的な部分の最初の接点ですね。
新しい職場でも、すぐに売れちゃんですよ(笑)なぜか、凄く売れちゃうの(笑)それで “なんで売れるのか?” という新人研修をして欲しいという依頼をされるんですけど、その頃は、なんで売れるのか自分でわからなかった。
Q)それを頼まれるということは、他の人と比べても、WAKANAさんは違っていたんですね。
買い物の予定でなかった新規のお客様は、ふらっとお店にいらして、ワンセット、総額二十万円位も購入してしまうことがよくあって、それはなぜかって問いになるんだけど(笑)
私は、それがなんでかなってことが、表面的なことでしか伝えられずにいたんですね。
自分では、接客が得意なんだろうなって位で捉えていたんですね。ただ楽しいから、好きだからやっているって感じで。
一方で、マインドを学ぶコーチングというのは、子どもの頃から向き合っていたものだったので、楽しくって、楽しくって、自分なりに学んで深まって行きましたね。でも、学校は得意じゃないの(笑)ベーシックを知ったら、もう十分だった。
やり方ではなくて自分の中で感じていた、こういう事って大事だなとか、人との関係性で、在り方としてここは大事だなってことが、確認出来れば、私は満足だったみたい。(笑)
Q)自分の中にあったものが、合点すればよかったんだね。
そう、自分の中に答えがあったんですね。
そう、時間もかかるし、自分のペースで出来ないし。人生の時間には変えられないなって思って辞めたんです。
とはいえ、他のコーチングの視点を学ぶのは大事だと思って、色々な方にお話を聴きに行って、段々とパズルが埋まって来て、自分なりにミックスしたものを「コーチング」という形でセッションをスタートして、仕事と両立して始めました。
Q)その時は、ファッションでのお仕事も楽しんで、別な所でコーチグも楽しんで、その両方を楽しんでいる感じですね。
仕事の中で起きる、お客様との関わりやお客様が購入をして、そのお客様の変化がとても楽しかった.
服のコーディネートとか、接客トークという技術はある程度すれば出来るけど、今思うと、最も重要なポイントとしては、お客様の人生を聴いていたんです。日常や、会社のことや、いまどんな事を感じているとかね。
お話を聴いていて、こんな気持ちになりたい服を探しているんですねって、こんな服なら、こんな色なら、こんな気持ちになるとか、こんな風に背中を押してくれると思いますよとそんな風に商品を説明していたんだと思うんですね。
無意識になんですけどね。でも、お客様がどんどん変化されていくんですよ。
Q)それはどんな思いって言っていたと思いますか?
心から。
ようは、頭でとか、会社の売上げ、目標やこのコーディネートで売ってくださいと色々とあるのですが、その方が、ちょっとでもハッピーになれたら、ちょっとでもイキイキしたり元気になったり、スッキリしたりしたらいいなって。
そういう状態をなんとかして、いまここのお店の中にあるもので、出来ないかな、出来たら良いなって、そういう思いが何時もあって。
その関わり方かな。
Q)それが原点なんですね。
そう、ずっとやっていきているし今でも同じですね。
その後、アパレルを辞めてより内面の方へ行く様になって、オリジナルセッションの「ドリームコーチング」っていうのを立ち上げたんです。
色々なセミナーや、心理学においてもやり方はあるんですけど、やはり、自分の体験、経験が自分の話せることかなと思って、全部これまでの自分の人生、出来事を振り返ってみたんですよ。
その時に、どんな気持ちになって、どうフィックスして行ったか?その時に大切なことは、どんなことだったか?
全部、紙に書いたんです。
Q)それは、凄い!
自分を生きるということはどういう事かを見えて来たので、それを連続講座にして、「ドリームガイドコーチング」としてスタートしました。
それも当時から、自分の住んでいるところだけじゃなくて、ご縁があるところでやる、セミナーや、研修や市役所で講座を持っていたり、ずっと内面のことをしていたんです。
あるときね。山形にある名月荘という旅館で、年に2回大きな合宿セミナーがありまして。そこは講師になりたいとか、プロの講師が集ってくるんですけど、そのプログラムには、講師として活動していくためにプロの写真家に、写真を撮ってもらうという企画もあってね。
なぜか参加者の方に、洋服を選んでとか、メイクとかしてと言われていて、なんでかわかんないんだけど(笑)私物(美容道具)のもので良ければってやってあげたら、もの凄く喜んでくれて、それを観た周りの人達が、“私も〜”って、気付いたら凄い列が出来ちゃって。その次からは、そのメイクする時間もスケジュールに組まれていて(笑)
Q)メイクアップアーティースとして(笑)
アーティストなんじゃないけど、希望の方はメイクをしますって。これまで400名近くお手伝いをして来ました。(笑)
メイクは5分程度のことなんですが、その人が何を重要としているのか、その後に撮影される写真で、その方が表現出来たら、それが必要なお客様にリーチできたらそれが大事かなって思って。話しているうちに涙する人もいて、メイクが終わってみな口角があがって、話し方も姿勢も変わってキラッキラになって、撮影に向うんです。
エネルギーって見えないけど、こういう時は見えるんですよ。
それを観た周りの人達も、なぜかキラキラ輝いて来るんですよ。周りさえも、“わ〜”って良いながら、輝いてくる。これを5、10分で出来ちゃんだって、驚いた!
よーく考えたら、人は内面だけのセッションじゃ駄目なんだ、人は頭がいいから、すぐ頭で考えちゃう。だから、頭で分かっても、これまでのパターンで抜け出せなくて、行動に移せない人が沢山いると思うのね。
でも、外見からそのエネルギーをパッと与えると一気に変わる。
私がしていたメイクも、その人を美しくするのではなくて、その人が大切にしたいことや、その人が何となく持っている魅力を、ただ色や雰囲気でメイクをしていただけなんですけど、それだけで、それであっという間にシフトするんだって分かって。
それまでやっていた内面だけのセッションと、自分の経験のファッションが、初めてここで繋がったんです。
Q)なるほどね〜。ここで繋がる!
繋がっていた!!
ここ繋げなきゃいけないんだって、分かったんです。
ここでもまた振り返りをして、これまでやって来たことを繋げて、そこから新しいセッションスタイルの「ホリスティックファション」を創ったんです。
to be continued
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