
いつお会いしても、この満面の笑顔の石川さん。石川さんに初めてお会いしたのが、丁度、会社を設立された頃でした。シンガポールで起業、そしてアジアへ展開する中で、海外でのビジネスの難しさに直面しながらも、石川さんファンが広がっている。その秘訣をお話頂きました。
Q)なぜ、今の仕事に辿り着いたのですか?
「居ても立っても、居られない」
逆に質問なのですが、”居ても立っても居られない”って状態になったことありますか?
今、ここで仕事をしていていいのか、もっと違うところに行きたい、あそこで仕事をしたい。
困ったという意味ではなく、突き動かされる、“居ても立っても、居られない” 状態。あそこへ、行きたいという気持ち。何もかも投げ出して、飛行機に乗っちゃいたいみたいな。
僕はそれが、2回あるんです。
それが35歳を過ぎてから、2回あるんです。
僕は、愛知県の半田市で不動産会社を営んでいて、そこでビジネスも拡張して、上手く行っていたのですが、40歳の時に、ここで仕事している場合じゃない。名古屋に行かなくてはと突き動かされたんです。
32歳の時に父が病気で倒れて、それから10年間は父の会社とそこに働く従業員を守ろうと、実際は42歳で廃業させるまで、父の建設会社を守りました。自分の不動産会社と、父の会社だった建設会社を経営をしていたのですが、もっと、大きな所で仕事がしたいと思ったのです。
海外で仕事がしたいという思いもあったのですが、不動産会社として海外進出は難しい。そんな折りに、ご縁あって、ある化粧品原料製造販売会社の常務取締役を頼まれてやる事になったんです。
僕は昔から、綺麗なものが好きで女性のキラキラした感じのビジネスがしたいと思っていたんです。
Q)まったく逆の世界ですね
そう、まったく別の世界
化粧品の原料のメーカーとお取り引きがあって、そしたら役員になってくれと頼まれて、これなら海外にも行けると思ったんです。
ある時、思いが集約されていったんですね。残りの40年は、自分の本当にやりたことをやろうと思いました。
自分の中での、もう一つのキーワードなんですが「仕事のカタルシス」
建設業や不動産では、得られなかったんですよ。カタルシス、充足感、満足感、充実感です。
Q)それらは、例えば、売り上げや大きな仕事の達成からも、感じられないものですか?
感じられないもの。
お金では変えられない、人からありがとうという感謝の言葉。これは実は、建設会社や不動産会社では、どこにもないんですよ(笑)
自分は何のために、社会のために役立っているのか?誰の為にやっているか見えなくなって、僕は、お金は得ても、仕事のカタルシスが得られなかったんですね。
人間は、社会的生物なので、社会の中で求められたい、社会の中で認められたい、この両方が必要。僕は、そういうもの飢えていたんでしょね。
興味があった、健康食品や化粧品は、自分の思考をねじ曲げずに、喜びも得られるし充足感も得られる。これの世界なら、「あっ、海外にもいける」と思ったんです。ところが、実際には幻滅もするんですよ、化粧品の世界も(笑)
色々入っているし、専門用語で微添(微量添加)というのがあるんですが次に、自分で作りたいと思うようになりました。
to be continued
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